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殺人ワークショップの豆のレビュー・感想・評価

殺人ワークショップ(2012年製作の映画)
3.2
白石晃士監督作品を片っ端から観た。

同棲中の彼からDVを受けている主人公。ある日届いたメールにあった「殺人ワークショップ」についての知らせ。復讐のため、主人公はワークショップへの参加を決意する。

呆然と観た。
彼から殺人教官へ、暴力を振るう相手が変わっただけで、隷属するしかない主人公。
最後の笑顔は、タガが外れてすっきりしたようにも、寄る方なく途方に暮れているようにも見える。

この後も何故か、ふと思い立ってエンディング曲「卵のエチュード」を聴きに行ったり、映画のラストシーンを見返したりする。そのため、ちょっとスコアを上げた。
すごく好きな映画なの?と聞かれると、決してそうとは言えないのだけど、印象深い映画なのは間違いないはずだ。
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