殺したいほどの相手がいてこそ、自分が開放されていく。何事も本気じゃないと、死ぬぞというストレートにうったえかけてくる。そんな風に感じた作品でした。
実際の俳優さんのワークショップの一貫で作成された、ワークショップをモチーフにした作品という二重構成になっている映画。と、監督自身のインタビューでありました。
本当にその通りで、俳優ワークショプの生徒さんと、プロ俳優の宇野祥平さんというキャスティング自体が演出になっているのが面白く、ある意味メタ的にも感じられました。
白石晃士監督のどうせやるなら、短編じゃなくて長編撮ろうぜ!的な気概が素晴らしく、映画の雰囲気と宇野さんの存在のおかげで白石ワールドもしっかり堪能できました!
リアルに叩いてる演出も痛いほどいい感じです。