COZY922

きっと、星のせいじゃない。のCOZY922のレビュー・感想・評価

3.9
末期ガンの17歳 ヘイゼルが親の勧めでしぶしぶ参加した若いガン患者の集まりで、骨肉腫で片脚を失ったガスに出会いお互いに惹かれ合っていく。不治の病の恋愛ものという ベタ過ぎる設定なのに鑑賞後感が今までの難病ものとはちょっと違いました。死の存在が身近で現実的なはずなのに湿っぽさがなく、つらいシーンにさえ どこかユーモアや強さを感じるものでした。強さではなく強がりや自嘲だと感じる部分もあるけれど、それもティーンズらしさに溢れていたと思います。全体を通して記憶に残るセリフが数多くあるのが印象的です。” 虹を見たければ雨を我慢すべき” ”生きていれば傷つくこともあるけどその相手は選べる” ” 私は爆弾。いつか爆発するから被害は最小限にしたい。”
文字にするとすごくクサいセリフがキラキラと輝きを持って放たれるように感じるのは主演2人のキャラのおかげかも。どう生きるかという難しいテーマをティーンズのピュアな目線で描き、人を好きになることが素晴らしいとあらためて思わせてくれる。
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