ぴろもーど

ピーター・パン2/ネバーランドの秘密のぴろもーどのレビュー・感想・評価

3.0
ウェンディが大人になり、結婚し、娘のジェーンと息子にピーターパンやネバーランドの話を語り継ぎます。
が、戦争勃発により父親は戦争へ駆り出され、子供達も空爆のない安全な田舎へと疎開しなければならなかったりと、現実は酷いものなわけで。
ジェーンは大きくなるにつれ、現実主義になりピーターパンやネバーランドのことを信じなくなっていきます。
…がそんなとき、フック船長にウェンディと勘違いされ攫われ、ネバーランドに連れて来られることに。

今回は時計ワニの代わりに大ダコが登場します。フック船長を食べようとする大ダコ。相変わらず、フック船長には弱点が付きまとうんですね。これにはなんだかほっこりしましたね。何なら時計ワニより大ダコの方が迫力がある気がしました。笑
主人公がウェンディでなくなることで少し楽しめるか不安でしたが、個人的には満足しています。

ジェーンは家に帰るためにネバーランドからの脱出を試みるわけですが、ピーターパンやティンカーベルのことを認めないがために飛べず、帰ることすらできないわけです。ただ、それだけでなく『妖精を信じない』ということが『妖精の死』に繋がるというのも驚きでした。

そしてピーターパンを見れば見る程、子供って怖いなーと思ってしまうのは私だけでしょうか。子供の純粋さって可愛いはずなんだけれど。

まあ、それはさておき。『ネバーランドの秘密』ということで、どんな秘密があるのかとわくわくしながら観賞しましたが、あまりその秘密についてはわからないままでした。

しかし、最後の大人になったウェンディとピーターパンのやりとりには感動です。
『変わっちゃったね』というピーターパンに『いいえ、ちっとも変わってないわ』と答えるウェンディ。うん、良かった良かった。