うめ

LUCY/ルーシーのうめのレビュー・感想・評価

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)
3.3
 ようやく鑑賞。けれど、常に「??」が頭に浮かびながらの鑑賞だった。脳が究極(100%)まで活性化していくとどうなるかっていうのが見どころだとは思うのですが…正直、その辺りの設定や根拠(活性化した脳を持つと何故あのような行動ができるのか等)がうまく理解できなかった。そもそもストーリー云々の前に、脳が活性化した場合、科学的、倫理的、もっと言うと哲学的に人間がどうなり得るのかを固める必要があると思うのだが、それが出来ていない気がして…いや、リュック・ベッソンだし、そこまでの緻密な設定を求めてはならないとは思うのだけれど、私はどうしても気になってしまった…。(クリストファー・ノーランだったら、どう描いただろうか、なんてふと思った。)
 ただスタイリッシュなアクション、スピードあるテンポはいつも通り炸裂でポンポンと話が進んでいくので、爽快だし、面白かった。脳が通常の10%から100%まで徐々にカウントして進んでいくのも、高まっていくルーシーの能力を描くのに良い演出だった。(ただ60%辺りから強引にカウントしたような感もするが…)
 リュック・ベッソン監督作をある程度観て好きな人は一見してもよいと思うが、初リュック・ベッソンにこれは薦められないな…。スカーレット・ヨハンソンはすごくかっこいいけどね…。
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