HirotoMori

イントゥ・ザ・ストームのHirotoMoriのネタバレレビュー・内容・結末

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

<原題:Into the Storm>

B級映画にしてはかなりの迫力で作られた映画だと思う
作品の深さといい、演者の深みというのは確かにそこまで出てなかったが、パニック映画の割には竜巻の恐ろしさを様々な観点から映していたのは面白い

実際強めの役者はホビット三部作でトーリン・オーケンシールドを演じたお父さん役のリチャード・アーミティッジくらいで他はそこまでお金をかけていない
特に高校生たちは、アメリカのハイスクールコメディドラマを見ているような気分になる立ち振る舞いだったのは残念だが致し方ない

竜巻による被害のバラエティーとキャラクターの立ち位置のバラエティーを揃えるてあるところまでは興味深かったし、モキュメンタリーチックな部分も嫌いじゃない

しかし、高校の教頭である父と息子たち、プロの竜巻ハンター、そしてYouTube動画投稿者が中途半端に絡んでいる感じはあった
学校側の描写が少なかったり、教頭の身であるのに職務放棄して息子を探しに行って、戻ってきてまらすぐ指示出ししている姿はちょっと腑に落ちなかった また、YouTube投稿者たちが飛ばされたのに最後に生きていてギャグとして活用するのもなんか冷めてしまった

ただ、多少なりとも心を動かされたのも事実だ
家族愛は正直胸を打つものがある
長男を救うシーンは見ていて来るものがあった

感染症のコンテイジョン、津波のインポッシブル、竜巻の〇〇 という感じでギリ並べられないくらいだが、惜しい感じだ 実際、笑えないくらい恐ろしいリアルな現象を多く描写した点は評価できる
HirotoMori

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