終始重たい雰囲気のあるサスペンスでした。
始まり方の趣向が普段のサスペンスとは異なってました。この様な始まりは珍しいですよね。
数年間に及ぶ誘拐事件を現在、過去へと年代を変えて映す家族の姿、そして事件を追ってゆく丁寧な作りはドラマの様でもありました。
犯人からの視点も癖があり、強烈な事は犯さないんですが、その行為が恐怖と異常でまさにサイコ!
犯人当て要素ではなく事件の全貌をじっくり追って行く雰囲気でしたので、落ち着いて鑑賞したい時に最適だとおもいます。
ようやく娘の手掛かりを掴み再会した父親、その心理をもて遊ぶような犯人の異常さは本当、酷いぞ…!!