トヨエツ演じる大学教授のふてぶてしいほど飄々とした態度と憎らしいほどのマイペースぶりを楽しむ映画(￣▽￣)。
こんなにずうずうしい人が現実に目の前にいたら、なんて感違いオヤジなんだと思うはずだし、勝手に亭主顔をするのも気色悪い。一体この人いつの時代の男なのよ、これはないわ〜、、とまで思ったし、トヨエツも特別好きな俳優というわけじゃない。なのになぜかこの映画は嫌いじゃなかった。
映画だと思って観ているせいなんだろうか、ここまでマイペースに強引な態度だと逆にいさぎよさを感じてくるから不思議。今時こんなタイプはめったにいないし、キャスティングがトヨエツじゃなければただの変態かも。観た後で知ったけれど原作は漫画らしい。どうりで、と妙に納得してしまった。良くも悪くも浮き世離れしてる。
ポスターが足舐めのシーンなのでもっとエロくて艶めかしいのかと思ったらそんなことはなく、映画自体の空気感はむしろ家族がテーマのものに近いと思う。ただ、トヨエツの色気は凄かった。全く好きなタイプじゃないのに、白シャツを着てタバコを吸う姿にちょっとクラッとしてしまった(笑)。この大学教授を生理的に受け付けるか否かでこの映画の好き嫌いがはっきり分かれると思う。でも、いずれにしても男性にはウケない気がする(^ ^;)。
