のふのふ

ラブ&マーシー 終わらないメロディーののふのふのレビュー・感想・評価

4.2
〝今夜、心からの愛と慈悲を〟

1960年代「サーフィン・U.S.A.」をはじめとするヒット曲により人気の頂点にいたザ・ビーチ・ボーイズ。当時のリーダーでその作曲の大半を手がけていたブライアンは、新たなサウンドを模索するが、新作へのプレッシャーからアルコールとドラッグに依存してしまう。それから20余年、低迷の中にあったブライアンに再び希望の光をもたらしたのは、美しく聡明な女性メリンダとの出会いだった。



ビーチボーイズの伝記映画と思って鑑賞したんですが...おぅ...なかなかに濃厚な作品でした。


ビーチボーイズは数曲くらいしか、そしてブライアンウィルソンもそこまで詳しくなかったんですがこんな暗黒な人生を送ってたなんて知らなかった...




物語は若き日の、そして後年のブライアンウィルソンが交互に描かれています。
若き日はポールダノ、晩年はジョンキューザック。


どちらも共通しているのは彼が常に怯え、そして誰かに支配されているということ。
若き日は父に、大人になってからはある人物に。

ブライアンが周りに理解されないことでもがき続ける姿は観てて苦しかったです...

自分を支えてくれる人がいる大切さを改めて感じた


そして、映像の質感とかも印象的だったなぁ〜

あとポールダノさん似すぎ!笑


以上、「ラブ&マーシー 終わらないメロディ」!
〝私を捜して〟
彼が本当の愛を見つけるラストシーンからある曲でエンディングとなる流れ、
素敵でした。

伝記ものとしても、そしてドラマとしてもおもしろい1作です。
オススメです!
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