2014年、ブリン・ヒル監督、ジョス・ウェドン脚本によるファンタジー・ロマンス。
アメリカ合衆国北東部ニューハンプシャー州の豪邸で暮らす医師の妻レベッカと、南西部ニューメキシコ州在住、仮釈放中の青年ディランは、どういうわけか幼少期から感覚世界を共有、その不可思議な事実に気付いた二人は物理的距離を越え次第に心を通わせてゆくのだが……云々、といったお話。
突っ込もうと思えばいくらでも突っ込む余地はございますが、それはそれ、秀逸な設定ということでよろしいではないですかと、ワタクシはそう思います。
ヒロイン、レベッカを演じるのは映画業界のサラブレッド、ゾーイ・カザンさん。
ディラン役は寡聞にして存じませんでしたが、無精ひげをたくわえながらも端正なお顔立ちが印象的なマイケル・スタール＝デヴィッドさん。
設定勝負の脚本とお二人の熱演、最後まで楽しませていただきました。
ゾーイ・カザンさん、私生活では個性派俳優ポール・ダノさんと交際をしておられ、お二人の間には娘さんもいらっしゃるようですね。ポール・ダノさんと言えば『リトル・ミス・サンシャイン』（2006）での好演が思い出されます。
本作のマイケル・スタール＝デヴィッドさんもたいへん素敵な男性でございましたが、まずは私生活、ポール・ダノさんと娘さんとのご関係に良きことがございますよう、お祈り申し上げます。
