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ロスト・マネー 偽りの報酬のLuckyMOTOMIYAのレビュー・感想・評価

4.0
2018年の英米合作映画。

スティーヴ・マックイーン監督、ギリアン・フリン、スティーヴ・マックイーン脚本によるクライム・スリラー・ドラマ。

舞台はアメリカ合衆国シカゴ、強盗犯ハリーは3名の仲間とともに犯罪組織の親玉で次期市議会議員候補ジャマール・マニングから200万ドルの選挙資金を強奪するも逃走中、SWATの襲撃を受けて皆さまご昇天、夫ハリーを亡くした妻ヴェロニカはジャマールから落とし前をつけるよう脅迫され…云々といったお話。

『ロスト・マネー 偽りの報酬』という邦題ですが、原題は"Widows"、男性の配偶者を亡くされ、再婚されていない女性(たち)のことですね。

"widow"の訳語として、かつては「未亡人」という語が広く使われておりましたが、昨今では差別な意味合いにより忌避されますね、というわけで原語のまま使うことにいたしまして、強盗犯の親分ハリー・ローリングスの"widow"ヴェロニカさんが、他の"widow"たちを集めて尻拭いに奔走するという、お気の毒なお話。

ヴェロニカを演じるのは芸達者なヴィオラ・デイヴィスさん、本作でも最後まで緊張感のある演技をご披露くださいます。

またリーアム・ニーソンさんが亡き夫ハリー役を演じておられるのですが、こやつがもう…、いえ、何でもありません。
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