sTA

ピクセルのsTAのレビュー・感想・評価

ピクセル(2015年製作の映画)
3.5
たぶん、宇宙人がかわいい

パシフィックリムとか、レックイットラルフとか、宇宙人ポールとかそういう類の映画。オタクな人が作り手で、そういう映画は扱っている作品に対しての凄まじい程の愛に溢れている。故に、再現度やマニアック度は総じて高く、全体としても基本的に妥協を許さないから、良い作品になりやすい。残念ながらアーケードゲームはほとんど分からないが、8bitな感じは大好きだしピクセルの感じも良いと思う。
短い映画ながら、山場であろうパックマンのシーンが思ったよりも早く、斬新な構成だった。

地球外生命体へのメッセージとして、ゲームの映像を送ったら、それを宣戦布告(それも「ゲームで勝った方が勝ちの戦争」)と勘違いして、たぶん、めっちゃ練習して、人間の文化についてめっちゃ勉強して、それでは飽き足らず高次元の技術を無駄遣いしてアーケードゲームを現実に再現して、それで闘いを仕掛けてきて、ルールを忠実に守り、人間がルール違反するとちゃんとダメだぞと指摘をして、再戦のチャンスを与えて、負けたら負けたで潔く帰って行って、戦利品をちゃんと用意しておいてあげる
という物凄くかわいい宇宙人だった。
sTA

sTA