ミドミドキ

バクマン。のミドミドキのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
2.5
ジャンプで連載された漫画バクマンの実写化作品。バクマンはNHKでアニメ化もされ話題性は十分であり、実際のジャンプ編集部などが舞台で比較的に最近の進撃の巨人などとは違い実写化し易いと思います。この映画の監督である大根仁監督はモテキが代表作品で、僕もドラマ版モテキは大好きな作品です。
今回の実写化にあたり一番難しいだろうなと思ったのは、漫画を書くシーンやジャンプでの順位争いをどう映像で表現するのかが気になって鑑賞しに行きました。
一番期待していた漫画を書くシーンは最近流行りのプロジェクションマッピングを使い目新しさはかなりありました。Gペンのシュッシュッとした音を強調しているシーンも良かったです。
しかし、漫画と実写を融合させるようなシーンは良いところばかりでしたが登場人物は残念なものばかりでしたね。主人公の二人であるサイコーとシュージンが出会うシーンは良かったのですが、二人の特徴的なあだ名を決める説明が最後までないのでサイコーと言われても誰のことかよくわかりませんでした。この映画だとなぜか二人ともお互いの名前を呼び合わないので感情移入もしずらかったです。
この映画が受け付けなかった理由は登場人物の薄さが気になってしょうがなかったです。バクマンはモテキのように映画ではなくドラマの方が合っていたと思います。