タイトルの通り、ダイアン(マミー)を中心に息子のスティーヴ、向かいの家のカイラとのリアルな心の描写がひしひしと伝わってくる。
冒頭シーンからダイアンの人柄、いつまでも女性でありたいという想い、それでもきちんと仕事をして息子を養っていこうとする姿勢など、痛々しくも儚く描かれている。あんなミニスカートで化粧バッチリのマミーだったら、私は変わってたかも。
スティーヴのふとみせるセクシーな表情や仕草もあり、本当にADHDなのか、治ってるんじゃないかと思う瞬間も多々ある。だけど、ひとたび愛するマミーの意識や想いが自分から離れると暴れ叫ぶスティーヴ。
そこに、二人の間を埋めるかのようにカイラが加わり最高の時間が流れる。
一瞬、スティーヴが大人になり皆んなが幸せになるシーン。想像とは思えないほど最高だった。
