Mommy/マミーの作品情報・感想・評価

Mommy/マミー2014年製作の映画)

Mommy

上映日:2015年04月25日

製作国:

上映時間:138分

4.0

あらすじ

「Mommy/マミー」に投稿された感想・評価

cinema

cinemaの感想・評価

4.2
オアシス流れながらスケボーしてるシーンのポスター壁に貼りたい
ちぃ

ちぃの感想・評価

4.0
話題の監督という事で気になっていた本作。やっと観れた。熱量が凄い、、、

架空のカナダでのお話。
障害のある子供を持つ親は、法的な手続きなしに養育権を放棄して病院に入れる権利を保障される法案が可決された。
注意欠陥多動性障害の息子スティーブは父親を亡くして以来、症状が悪化し、暴れたり放火したりとかなりの問題児で至る所で迷惑をかける。
そんな息子を持つ母親ダイアンは、息子が事件を起こした病院から自宅へ戻される事になって、手に負えない状況へ…
お互い愛はあるのに救えない…
激しくぶつかり合う親子。
そんな時に、隣人の女性カイラに助けられ、彼女も吃音症という病に悩みながらも、3人で支え合いつつも、その先には数々の辛い現実が突きつけられてゆく。

いやぁ、真四角の画面もユニークだったし、映像や音楽も印象的で、登場人物のキャラクターも個性的だったので見入ってしまった。
派手派手で騒がしいママ。
奔放な息子。
強がりなとこも、言い合いするのも、2人はなんだかんだでよく似てた。
そして隣人のカイラは、2人と反して芯は強いが控えめなタイプで、バランスを取る役割になっていて、3人でいる様子は束の間の幸せって感じで微笑ましくも、切なくもあった。
母の苦労、病の苦しさ、別れ、それぞれの辛さが半端なくて痛々しくて泣けた。
入所施設から退院したばかりのADHDの息子 スティーブと、彼を女でひとつで育てる母親 ダイアンの苦悩と愛情を、一家の隣人で吃音の教師 カイラとの交流の中で描いていく物語。

スティーブ自身が、異端である自分を認識しているであろう『発達障害者』の恐怖や絶望が深く伝わる。母親の愛を失うと何も残らないであろう思うと、恐怖と不安。

だからこそ、「わたしたちにはそれしかないでしょ」という母親ダイアンのセリフは良かった。スティーブにとっても。


画面サイズの1対1のアスペクト比も、閉塞感や希望や喜びが効果的に表現されていて良かったし、スティーブ・ダイアン・カイラと、それぞれがしっかりと魅力的に描かれているところも好感が持てた。


それぞれの現実や、その時々の感情の起伏といかに共存し、それで、どう生きていくのかが 大事 やと思う。人として。


母親の身を切るような決断を、思いを、いとも簡単に飛び越え走り出す息子。そして、カイラ…

エンドロールのその先に…どうかそれぞれに光がみえていてほしいと、つい願ってしまう。


にしてもドラン監督、恐るべし。

※あまりハマらなかった「マイ・マザー」再チャレンジしたくなりました^^;w
つ

つの感想・評価

4.6
wonderwallのシーン好きすぎる〜
画面が広がったとき感動した!
金髪と青空の映像美がすごい
momohide

momohideの感想・評価

4.0
「私は希望を選んだの
この世界に残された希望はごくわずかよ
でも諦めない人たちがたくさんいる
諦めなければ何かを変えられる
もし希望を捨ててしまったら 未来はない
すべて自分の選択 そう信じれば未来は開ける」



ADHDの息子とその母親のお話。
母子愛の映画なんだけどこれは評価が難しいのぅ…。

この頃グザヴィエドラン氏は24かな?
マイマザーと比べると母親への感情の変化は明らかではあるが、やはり今作でも完璧な母親は出てこない。
いい歳して派手好きだし気が強く口うるさい。
おまけにそんなに美人ではない。
ただ息子スティーヴンへの愛は普通以上だと感じる(それ故に大体悪い方へ向かってしまうのだが)


障がい者の行動は理屈じゃない。
言っても分からないことが殆どだ(そもそも言って分かったらそれは障がいではない)
だけど酒、煙草、ましてや放火を容認しちゃダメやろと思う。
母親の言動は子供に色濃く反映されます。
それは健常児でも障がい児でも同じ。
小さい頃からもう少しきちんとしつけをしていればここまで手のかかる子にはならなかったのは明白。


非常に強い女性として描かれている一方で、ダメな部分もリアルに描いているからそこらへん凄くリアリティがあって良い。
牛猫

牛猫の感想・評価

4.0
ADHDを抱える息子と2人で生活していた母親が、隣人の女性の手を借りながら生きる希望を取り戻そうとする話。

1:1の独特なアスペクト比で撮られたカメラと全体的に淡い色彩の瑞々しい映像がとてもオシャレ。息子の心情とリンクして画面が開ける演出が良かった。カートを押しながら道路を疾走する爽快感も相まって、この撮影技法が生きる印象的な場面だった。

ADHDを持つ親の苦労は相当なものだと思う。息子への想いとか親子の愛とか、綺麗事だけではどうにもならない問題が事細かに描かれていて、重くて切なかった。

孤立してしまった親子に突きつけられる容赦ない現実の厳しさを思い知らされた。
ちょっとした信号待ちの時間に、立派に成長した息子の姿を思い描いては、我に返る母親の姿が痛々しいことこの上ない。
隣人の女性教師の存在が救いだっただけに、その後の展開がいたたまれなくなった。
カナダが舞台ではあるけれど、決して他人事ではないと思う。
実際に日本でも障害を持つ子どもは増えている傾向にあるわけだし、映画を見て終わりにするのではなく、助けを求めている人のもとにきちんと救いの手が差し伸べられる世の中になってほしいと思った。
ss

ssの感想・評価

-
エンドロールのラナ・デル・レイ「Born To Die」がエンドロール終わった後もずっと残るくらい印象的。

あと母の感情が爆発してる時の後ろ姿。
後ろ姿ってこんなにエモーショナルなんだと思った。

2019/6/2
2019.6.14
自宅TVにて鑑賞

♪"On ne change pas" ─ Celine Dion
♪"Experience" ─ Ludovico Einaudi

グザヴィエドラン。
なんといっても1:1サイズの正方形の画面アスペクト比が特徴的。
『たかが世界の終わり』同様に本当に美しいカット達。光と影、構図、カメラワーク、ピント送り、全てが一級品。ただ並みの映画ではないという衝撃から言うと明らかに『たかが世界の終わり』の方が圧倒的に鋭い。

発達障害者が法的手続きなしに入所させられる世界。
未亡人の女性ダイアン(アンヌドルヴァル)。閉鎖収容施設にてADHDの息子スティーブが放火を起こしたので一緒に住むことになる。家庭内で息子の癇癪をきっかけに殴りあう親子。ダイアンもアル中で困窮した生活を続けており、息子はADHDだけでなく暴力性と愛着障害を抱えている。隣人の吃音の元教師の人妻カイラ(スザンヌクレマン)との出会いもあり、スティーブは大学への勉強を始める。しかしある日、スティーブの施設での放火の慰謝料を求める訴状が届き、戦略的にダイアンは自分を好いている中年男性の弁護士とのデートに向かうが、スティーブが嫉妬から癇癪を起こし破談する。自分を責めるスティーブはリストカットに及ぶ。ダイアンとカイラはスティーブを半ば騙し施設に再び入所させる。スティーブは施設の夕日が映る窓に向かって拘束具をほどき走り始める。

スティーブの大学への勉強がうまくいきはじめたシーン。Oasisの"Wonderwall"がバックに流れる。スティーブがスケートボードに乗りながら前方の空間を両手で掻き分けるような動作に合わせてアスペクト比が正方形からゆっくりと9:16になる描写。最高すぎる。天才。訴状が届くことで再び正方形に戻る。
またLudovico Einaudiの"Experiece"が流れるシーン。同様にアスペ比が変わる。スティーブを半ば騙したかたちで収容施設に向かう車中、ダイアンの将来への希望がビスタサイズで描かれていく。スティーブが志望の大学に受かり裁判に勝ち?結婚し、そして孫を抱く。そのすべてが想像でしかなった事を狭まっていく画面サイズがゆっくりと観客に伝える。ボヤけたカットが多いのはそれが想像であったことの伏線か。素晴らしいシーンだった。

ポスターはスティーブが目の前をかき分ける動作をする場面写しかないと思ったがどうだろう。
夢物語にせず残酷な現実を最後まで描きながら、それでも希望にあふれた描写で終わらせるグザヴィエドラン。メッセージ性も抜群。流石。
り

りの感想・評価

-
映像の光とかほんとに綺麗…比率が変わるのは知らなかったからびっくりしたグザヴィエドラン本当に凄すぎる
MofuMofu

MofuMofuの感想・評価

5.0
共感できる人、できない人がはっきりと分かれる映画。共感できる側の人にとっては忘れられない一本になるはず。

発達障害をテーマにした映画ですが、周囲に理解されない孤独、葛藤、苦しみも、その内面世界の美しさも、そんな中でも行きていこうとする強さも全て描かれています。グザヴィエ・ドラン監督ならではの圧倒的な映像美にも浸れます。
それにしても、この若さでこんな映画が作れるグザヴィエ・ドランという人は一体何なのだろう?
私は終盤で号泣でした…。
素晴らしかった!
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