会社の同僚たちは自身のボーナスか、主人公の復職かという究極の2択を迫られ、主人公は投票日を前に同僚たちを説得してまわる、というストーリー。
ほぼ全編にわたってBGMなし、1つ1つのカットが長回しという手法が採られていて緊張感を煽っていたのは素晴らしいし、それを演じたマリオン・コティヤールの儚さも魅力的。
とにかく同僚たちに説得にまわって悩む主人公の姿ばかり映されるため、ダレてしまわないか不安だったが、様々なパターンを用意して飽きさせなかったことも良かった。
ラストの「嬉しい」という言葉は何に対しての「嬉しい」、なのか...。