サンドラの週末の作品情報・感想・評価

「サンドラの週末」に投稿された感想・評価

最初は「このしんどいのずっと続くの〜?主人公が勝手すぎてついてけないわ〜」なんて思いながら見ていたけどダメなりになんとか食らいついていくし筋が通ってたりしてサンドラの事を最後は好きになっていた。ラストはなんだか晴れやかな気持ちになれたので良い。
そんな週末は嫌だ。たった12万(1000ユーロ)のボーナスをとるか、サンドラの復職をとるか苦渋の選択を迫られる貧乏社員たち。そんな会社やめちゃえば?これが邦画なら違和感あると思う。ヨーロッパ圏ってそんなに貧困なのか?生活のためだけにそんな会社で働く意味ある?エンディングは現実にありそうなリアリティながら、最も着地点の良いところなのかも。僕だけの給料では家賃すら払えない!と言い切る旦那とか、共稼ぎしないと生活できない現状は日本もそうなりつつあるとは思うけど、まだ日本の方が恵まれてるんだなーと思った。こんな会社、みんな辞めちゃえば良いよ。
調べたところ、解雇を避けるためのボーナスの停止はヨーロッパでは一般的なワークシェアリングの一旦らしい。
監督は「ある子供」「ロゼッタ」のダルデンヌ兄弟。2014年。

復職ようとしたサンドラが解雇を言い渡される。
サンドラが解雇を免れるためには、同僚の過半数がボーナスを放棄する必要がある。
週末に同僚を説得して回るサンドラ。

ボーナスを取るか、サンドラを取るか?

静かな映画なのに、とってもサスペンスフル。
主演のマリオン・コティヤールは、本作でアカデミー主演女優賞にノミネートされている。
non

nonの感想・評価

3.0
【2016年レビュー】
淡々としていて、盛り上がりもないシンプルな作品。サンドラが苦悩し迷う様子がただただ淡々と描かれていた。〈サンドラが逃げ出さず最後まで戦い続けたこと〉〈それを支えてくれる夫と支援してくれた人たちの優しさ〉がこの映画の印象深い点。結果は8対8で過半数は勝ち取れなかった。けれど、8人の支援者を勝ち取ったサンドラの最後の凛々しい表情と態度に爽快感も感じ『戦って負けることは負けではない。』と感じた。
ARAN

ARANの感想・評価

4.0
ダルデンヌ兄弟の演出は本当に素朴でそのまんまを撮ってるからすごく心に響く。
この人達エンドロール基本音楽なしなのか、めちゃくちゃ好きだなこういうの。
現実味のあるハードな内容だった。
金を取るか同僚をとるかってゆー選択はどちらも悪くないよなー、自分の生活もかかってるしね。クローズアップを多用してるからなのかたまにあるロングショットだったりフルショットがめちゃくちゃ印象に残るんだよな。
希望のある終わり方でよかった。
メモ

淡々と進んで行くけど
エモーショナルで女性の溢れそうな感情が常に動いていて引き込まれる。
からだからにじみ出ているオーラと、最後の解放感の繊細な表現が素晴らしい。

終わる頃には自分のことのように、応援側についてる人のように力みが入るくらい感情移入できてた。女優の仕草からかなり情報を得ようとアテンションしてた。
liverbird

liverbirdの感想・評価

3.8
自分たちからしたら小さそうな問題を、しっかりとキャラクターを描くことで、その人たちにとっては大きな問題にしてドラマを生むのが非常に上手いダルデンヌ兄弟。少し間延びした感じがあったけれど、シンプルな主題を分かりやすく解決したところに、途中の伏線が確実に絡んでくるところがさすがです
y

yの感想・評価

3.8
急に思い出しレビュー書き。

地味だし、ひっぱる(そこも見せ場なんでしょう)映画だけど、面白かった。

気になる投票結果もその後の社長の対応も主人公の対応も映画的にいい締め方だなぁと思った(ネタバレを見ない方がいい映画の一つ)。

主演がマリオン・コーティヤールという配役も良い。
sana

sanaの感想・評価

4.2
サンドラのヘタレっぷりにイライラしてしまい、見続けるのが正直しんどかった。終盤までは。
けど‥

ラスト、何かがフッと溶けたかのような爽快さ。
力強く歩くサンドラの背中が記憶に焼き付く。

私はそんなに弱くはない。
生きづらい世の中。でも力になってくれる人はいる。確実に、いる。

そんな手応えも自ら動いてこそ得られるのだと、改めて気付かせてもらった気がする。
勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

3.1
 体調不良から復職し働こうとした矢先にリストラが決まった女性。部署内でボーナスのカットか彼女の解雇がの投票で決まったのだと言う。上司に週明けの再投票を約束させた彼女は週末に同僚達を訪ね歩く。

 これはなかなかエグい話。みんなそれぞれ苦しい暮らしがあってボーナスは欲しい。そんな同僚達をひとりひとり説得していくのはさらに苦しい。

 以下ネタバレ。
 同数票になり解雇となるも会社が部署内の分断を嫌がり、任期切れの人を切った後の再雇用を提案。誰かが解雇されて自分が残ることを主人公が嫌がり会社を去るんだけど、やっぱり小さい集団での椅子取りゲームって人の心を削りすぎる。雇用と生活をある程度切り離さない社会は怖い。
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