サンドラの週末の作品情報・感想・評価・動画配信

「サンドラの週末」に投稿された感想・評価

KU

KUの感想・評価

3.9
ハードな週末だわ。サンドラも心身共に疲弊しきったろうに。
生活の為にボーナスが必要、お金がいる、そりゃ至極当然の話だよな。あとは圧力か。故に同僚さん方も選択は難しく、悩む。自分が当事者ならどう決断しただろうか?
サンドラとの関係性も重要になってくるのかなぁ。例え説得を断っても罪でないことは確かなのだが、中々手厳しい選択だ。
作品として静かに時間が流れていく中で、サンドラと同僚さん方、お互いの掛け合いに様々な心理が見えて面白かったし、味方してくれた皆との優しいハグが印象的だった。何より旦那さんの存在大きい。
え、どゆこと?

病気で休んでいた社員の復職を、ボーナスと天秤に掛けて投票で決める?
そりゃボーナスカットは困るでしょうよ。

月曜の再投票に向けて、自分の復職に入れて欲しいと同僚達を説得しに訪ね回るサンドラ。
夫の励ましはあるが何度も挫けそうになりながらの2日間。何という労力。
対応は人様々で、生活苦や就職難の背景が窺える。
結末が気になる内容でしたが、本人が言ったように善戦したと思います。
絶対自分が苦手なタイプの「BGMがない淡々映画」だと思い、睡眠導入剤として観始めてみたら、普通に惹きつけられる内容でした。
ホントすみませんでした(土下座)


絶対陰で「タンクトッパー」ってあだ名で呼ばれているだろうと確信できるほどに驚異的なタンクトップ着用率のサンドラが、クビを免れようと同僚16人に直談判で説得して回るヒューマンドラマ。

ただソレだけなんだけど、ソコソコ面白い。目的がハッキリしてるからかな。

サンドラが復職すると、ボーナスがなくなる。
その上で過半数の投票を得られなければならない。

サンドラは職を失うと公営住宅に引っ越さなければならない立場であり、同僚たちもまた、ボーナスがないと生活が苦しいという状況。
登場人物ほぼ全員が切羽詰まった状況なんで、観てて息苦しい・・
ソレとジャケット下部のみんなの視線・・!😱私は耐えれそうにありません・・

立て続けに断られ意気消沈してるところで味方になってくれる人が現れると、ジワっと心が温かくなるのが分かります。

親切は返ってくる!


電話で会話するシーンが結構あるんですが、ことごとく通話相手の会話が聞こえず字幕すら表示されないんでこの辺ちょっとモヤります。

とにかく献身的なサポートに徹した旦那さんを推したい。


ロックでも聴こうか
好き?
大好き

がお気に入りのシーン。
わたしを復職させてほしい、と淡々と繰り返される説得。それなのに飽きないんだから凄いよなあ。エンドロール含め音楽が全然使われない(車内でかかる程度)ので終始ドキュメンタリーみたい。

自分だったら、を考える。
復職したがっている同僚を復職させるのか、ボーナスを貰うのか、どちらかしか選べないとしたら。
ボーナスはそりゃ欲しい。欲しいけど、今すぐではなくボーナスを選んだことを今後もずっと後悔しそうなので復職を選ぶだろうな、と思う。
ストーリーは単純明快だが、エゴイズムについてかなり深く考えさせられる作品。まあ復職しても働きづらかっただろうから、あの結末はあれで良いのかも。
kty

ktyの感想・評価

3.7
ダルデンヌ兄弟まつり その6最終回

ボーナスの支給か病み上がりのサンドラの解雇か?
従業員投票で自分だけ解雇されることを知ってしまったサンドラ。

社長から週明けの再投票の同意を金曜日に取り付けた彼女は、週末に従業員を尋ね歩き、ボーナス支給より自分の再雇用に賛成の投票をするよう説得を試みる。

従業者同士でさらに弱い者を叩かせる!卑劣なやり方だ。

相変わらず音楽を排してカメラはサンドラを追い続ける。実は以前途中でしんどくなって観るのを止めた作品。

ちなみに日本には従業者支援専門の社会保険労務士や行政の窓口がある。

もし彼女に労働法に詳しい知人がいたらもっと賢い戦い方があったのでは?
もっと彼女の「週末」的な日常、あるいは「平日」にある生活の風景を観たかった。これが省略されることで、彼女の「交渉の旅」が不穏なものでありつづけるという演出なのだろうけど。
ただ、含みはあるものの、深みはない。

たぶん、これはフェミニズム時点で観るのは間違っている。彼女が女性であるからというよりも、彼女がひとりの人間として、ひとりの同僚として、職場において虐げられているからだ。
つまり、これは人間の属性の問題ではなく、性質の問題なのだ。ここには、貧困ほどではないものの下流社会の風景は、属性によるものではなく、性質によるものだという批評性も含まれている(と私は解釈した)。

そのことを対話と失敗の経験をとおして自覚的になることで、最終的に執着はなくなり、ほかの「居場所」を見つけようとする。
その「居場所」とは、彼のいる家かもしれないし、新しい職場なのかもしれないし、あるいは薬を飲むことで渡りかけた「彼岸」なのかもしれない。
chi

chiの感想・評価

3.6
1人の失職かボーナスか。
説得される同僚の立場だとしてもサンドラの立場だとしても、自分ならどうだろうと考えてもすぐには決断できない。特に最後に説得された仮雇いの人は苦しい状況。だからこそラストのサンドラの決断が清々しい。
大きな動きのない地味な題材ながらも様々な問題を浮き彫りにして、単調ながら飽きさせない作りはさすがダルデンヌ兄弟。
oo

ooの感想・評価

3.3
この貧困感他人事じゃなくて嫌だった。
あとヨーロッパの人は携帯の着信音がうるさい、ヨーロッパのスーパー楽しそう行きたい
ねこ

ねこの感想・評価

3.3
常に不安定なサンドラを終始なだめすかして頑張らせる夫が気持ち悪い
一見、妻を気遣いつつ協力を惜しまない思いやりのある夫であるように見せかけながら、というところがまたいやらしい
他人の優しさや冷たさという現実以上にそのことが恐ろしく、サンドラがそれに気付かず愛と感謝を伝えているとすれば気の毒なことだ

ボーナスか同僚かというそもそもの設定になかなか入っていけず、我が身に引き寄せて考えることが難しい作品だった
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