先に言っておくとヒロインの成長物語でも気分爽快物語でもない。
あらすじ===
うつ病で休んでいた主人公サンドラは復帰直前に行われた社内投票でクビが決定。
残された選択肢は、月曜に行われる再投票で彼女のクビの代わりにボーナスを諦めることが多数決で可決されること。
サンドラは週末を使って、同僚の説得に一軒一軒周ることに。
==========
暗いので、気分が暗い時に観るのはオススメしません。
同僚達に余裕があるわけではなく、生活のためにボーナスを必要としている。が、誰もサンドラを積極的にクビにしたいわけではなく。。
この映画で監督が描きたかったのは、人々が示す人間味のあるシビアさと暖かさ、なのかな、と思いました。
こんな選択肢を目の前に出すことはないんじゃないかなー、と思うものの、人々の揺れ動き方はリアル。
観た後もなんだか考えさせられる映画でした。
主旨とは違うかもですが、経済力ってやっぱり幸福になるにはある程度必須ですよね、というちょっとずれた感想も持ったり。はあ、人生って難しい。
