ShumonSugiura

サンドラの週末のShumonSugiuraのレビュー・感想・評価

サンドラの週末(2014年製作の映画)
4.2
等身大の「人」を観れる作品。

一人ひとりのお金や仕事、家族、人間関係といった要素が生々しく描き出されている。
そしてどの人の言い分もよく理解できる。一筋縄にサンドラを応援するのも偏った意見になるし、諦めなくてはならない状況というのもはっきり描かれ、それも映画の現実味を帯びさせている。

一人ひとりの交渉には毎回ドキドキさせられ、緊張感と共に見入ってしまう。
そしてあのラストは映画的にとても良いと思った。
エンドロールが街の音なのも斬新かつ余韻を感じさせる良いアイディアだった。

毎度の事ながらマリオンの演技には脱帽。
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