なんともつらい話ですね。
国や仲間を守るために必死に戦った結果、最高のスナイパーとして伝説と呼ばれ、英雄視されているのに、本人は戦争という極限状態から抜け出せず、精神を病んでしまっていた。
家族と過ごしたいはずなのに、戦場で戦う仲間のことを思うと再び戦地に戻ってしまう。
帰ってきても心が帰ってこない。
軍隊を辞めても戦地にいるような精神状態になってしまう。
その中で、身体的にも精神的にも負傷した退役軍人をサポートする活動に精をだした主人公は本当に立派ですね。
戦争というのは戦争そのものが悲劇的に見られますが、戦争の後というのもまた悲劇が待っているんですね。
最後、エンドロールの演出で、色々考えさせられました。