初鑑賞！凄く良い作品でした。
戦争の恐ろしさが分かる作品。
戦場や戦っている兵士だけが恐ろしい訳でなく、待っている家族にとっても恐怖、そして帰還してからも兵士を蝕む戦場の記憶‥。
無事に帰還できる事が奇跡で、無事に帰還できたとしても元の日常に戻れる補償はない。
P T S Dを扱った作品は他作品でも観た事があるが、ここまで戦場をリアルに描いた後にPTSDを描いた作品は無かったのでは？？
戦場をリアルに描く事でこりゃ心身的にやられるよ‥‥と納得させられる。
国のためにと強く思う真面目な奴程、陥りそうだし鬱病に似てるかも。
ラスト30分ぐらいまでは、アクション映画のようなエンタメ性もある描き方をするので良い意味で「本当にイーストウッド作品なの！？」と驚いていたが、ラスト30分でイーストウッド節が炸裂する。
主演のブラッドリークーパーの演技も非常に良く、終盤の酒場から奥さんに電話するシーンの表情が凄く良い。
「お前、本当に戦場に行ってきたのか！？」と思ってしまう程。
他作品の彼よりもかなりビルドアップしてる印象を受けたので、役作りにも意気込みを感じた。
最後、なぜそうなったのか？と気になったが今作で伝えたかったのはそんな所じゃないんだろうな〜。
映画館で観ときたかった作品です！
