A

アメリカン・スナイパーのAのレビュー・感想・評価

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
4.0
【ストーリー】

アメリカ史上最多の160人を射殺した伝説のスナイパークリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)の生い立ちとその後の人生を描く。

【感想】

始まりからラストまで食い入るように見てしまったので、あっという間でした。
戦争の生々しさやクリス・カイルの心理描写が細部まで作り込まれてるので、戦争というものを擬似体験しているような感覚になりました。
(※本当の現場は映画の比にならない位想像を絶するものだと思います。)

仲間の命を守るため、クリスさんは対戦車?用の手榴弾らしき物を隠し持った母と子どもを自己判断で射殺し、難を逃れるシーンがありました。射殺する前にクリスさんの隣にいた軍人の方は、「もし違ってたら軍刑務所行きだ」と言っていたので、とてつもないプレッシャーの中、射つ射たないの選択を強いられる状況があることを知ることができました。

アメリカではPTSDに苦しむ退役軍人が多く、社会問題に発展しており、現役・退役軍人の自殺者数は、戦死者の4倍以上だそうです。(参考記事2021年10月4日 URL:https://www.nishinippon.co.jp/sp/item/n/809379/)

戦争で得られるメリットは、各国の資源の確保ではあるかもしれませんが、同じ地球にいる以上、資源は有限だと思うので、世界で戦争という手段が不要になるような仕組みを少しずつでも確立する必要があるのではないかと思いました。経済や宗教、各国の資源問題など、戦争が起こるメカニズムも併せて今後も勉強していきたいと思います。
A

A