キミシマユウキ

カリフォルニア・ゾンビ逃避行のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

2.7
冴えない青年アーティは幼馴染で片思い中の女性の元へ向かう途中で世界中がゾンビでパニックになっていることを知り…


2013年制作のゾンビ映画。
自分は周期的にゾンビ映画を観ないと死んでしまう持病を持っているのでどんな評判が悪くても”ゾンビ”とついていたら見なくてはいけない信念を持っているため鑑賞。
前に観た『ロンドンゾンビ紀行』となにか関係があるのかと思いきや全く関係はないのでそこはご注意を。
今まで自分が見てきたゾンビ映画は

#キミシマムザゾンビセレクト

にてチェックだ!

さて平均評価が2.8とすでに見る必要がないことを語っている今作だが、個人的には惜しい作品だと思っている。主人公がナレーションを加えながら物語が進行していく構成は『ゾンビランド』や『ウォームボディーズ』など近年売れたゾンビ映画を踏襲しているように見えるし、ゾンビ映画に甘酸っぱい青春な恋愛要素混ぜ込もうとした意気込みは悪くないと思う。
しかし結局何がしたいのかわからないジャンル分けしづらいどっちつかずな映画になってしまったのが敗因だろう。
コメディ寄りにするには笑いが少なすぎるし、シリアス路線でいくには低予算でB級臭がぬぐえない。さらに一番売りにするべき”一途な片思い”の部分に至ってはヒロインと出会うのが最後の数十分のみで中盤は道中であった別のセクシーガールといい感じになるという意味不明な状況だ!!
お前の一途な想いはどこに行ったんだよ!!
たしかに途中で出会ったその子は巨乳だし清純そうなのに脱いだらエロそうなギャップがたまらないけども!!!
というかヒロインあんまかわいくない金髪ビッチだから乗り換えたくなる気持ちもわかるけども!!!
その部分をもっと突き通してくれればラストの意外なオチも衝撃と感動が増すような気がした。

キャストはもちろん一人も知らない。
キャラの個性的には神父に見せかけた殺し屋やら北斗の拳の雑魚キャラのような親友などもっと活かしていけそうなやつが多かったのにそこは監督の手腕の無さだろう。あとヒロインはそんなに可愛くないし(二度目)コイツはビッチだぞきっと。気づくんだアーティ。ほら道中であった巨乳の女の子にシフトチェンジし(ry

とまぁ熱く語ってしまったが、自分のようにゾンビ映画をいろいろ見て回りたいという変な習慣を持っているコアな方々以外は観る必要のない駄作だと言っていいだろう。
ただこの映画だけ見て初心者の方が

「えぇ~ゾンビ映画ってつまんないぃ~⤵⤵やっぱりゥチ的は『プラダを着た悪魔』みたいな映画がみたいな☆彡」

となど思わないで欲しい。
※『プラダを着た悪魔』は観たことないのでディスってるつもりはありません
ゾンビ映画はもっと素敵な作品がたくさんあるZE!!!

ゾンビ映画好き、青春映画好き、そして一途な片思いをしていると見せかけて普通にその辺の女と良い感じになっちゃう貧弱系主人公が好きな方にはオススメの作品。