塩野ダイ

ある優しき殺人者の記録の塩野ダイのレビュー・感想・評価

ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)
3.4
精神を病んで18人殺した幼馴染から連絡を受けたジャーナリストとその知り合いの日本人カメラマンが、そいつが潜伏する廃マンションに取材に出向くという設定はかなり好みで、POVの手法に韓国のロケ地の良さもあって序盤はそれなりに観れた。

ただ、途中参加してくる日本人カップルの劇団演技に『茶番感』が一気に漂い、タルさも相まってしらける。この監督『狂ってる!』って言われたいんだろうなと思ってしまう表面的なぶっ飛び展開も。早漏過ぎなところもなぁ… ヤるならもう少し長くないと。

ラストは良いところに落としてくれた印象、納得しにくい所は多々あるけど。確かに予想だにしなかった。

グラグラし過ぎてワンカットがワンカットに観えないのが何とも言えない…っというかカットを割るようなシチュエーションじゃ無かっただけってのもあるけど。
塩野ダイ

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