別れた妻に引き取られた息子に面会できる日だからと、10歳の息子を連れて宝石店強盗をする主人公とその仲間、通りすがったタクシーをジャックして逃亡先のフランスを目指すも、迷いこんだ魔女の村で恐怖の一夜を体験するわけですが、強盗は杜撰で大雑把だし仮装は間抜けだし息子のカバンを忘れてきたからあっという間に身元は割れるし、元々タクシーに乗っていたお客さんはふんじばってトランクに詰め込んじゃうし運転手はなぜか意気投合して仲間になっちゃうし、ドタバタでハチャメチャなのになぜか憎めない
魔女に捕らえられたあとも、「大いなる母」を呼び出す生贄にされようとしているのに緊張感も緊迫感もまるで感じられない会話を続けているわ、呼び出された大いなる母は周りの魔女たちをぺちゃんこに踏みつぶして歩くわ、あとビジュアルもヤバいし最高笑
それぞれのキャラクターに個性がついているし、ストーリーも勢いがあるうえにサクサクすすむからあんまり長さは感じませんでした
特にいい味を出していたのが主人公の元奥さん、看護師をされていて入院患者に薬を提供しながら警察からの電話を受け、息子が関与していると知った時のリアクションにくすくすとしてしまいました、そこから主人公を追いかけ単身魔女の村に乗り込んでからも良かったです、そしてどこかで見た顔立ちだなと思ったら『ネスト』のメンヘラ主人公でした笑
ヒロイン？のエバを演じたカロリーナ・バングも美人さんで良きです、特にサイドを刈り上げた髪型がめちゃくちゃ似合っていて素敵でした
なんとなーく力の抜けたコメディに丁度よさげ
