ベティー

グッド・ライ いちばん優しい嘘のベティーのレビュー・感想・評価

4.7
1987年の第二次スーダン内戦で難民となった子供たちの話なんだが、コメディぽいあらすじ読んだため、余計にやられた!後半は一部たしかにそう、だが、、PR上の戦略か。

大きく2部構成になっていて、前半は、スーダン内戦~難民キャンプにたどり着くまでの地獄のような世界。この映画のかなめのシーンで、もうほんとに目が開きっぱなしだった。おどろきの状況。こんな悲惨な現実ありか。前半ってほど長くなかったかもしれないけど、とにかく強烈だったし、生き抜こうとする子供たちの姿はものすごくかっこよくみえた。

後半部分。
2000年にアメリカ政府は難民キャンプで暮らす彼らのうち3600人を国内に受け入れることを決めた。アメリカという異世界に適用しようとする彼らのうち3人と、その仕事探しとか面倒みるのに奔走するキャリーの話。うってかわってコメディーっぽいのり。どっかでみた感じで新鮮さはないけど、文化のギャップみたいなのは実際そうだったろうし、なんせ前半があまりに悲惨だったため「よかったね」みたいなやさしい目線になった。
しかしながら、そこからラストまでのながれがすばらしくて、正直読めてたんだけど、それでも感動した。。

主役はキャリー(リース・ウィザースプーン)と書いてあったりするが難民の一人マメールですね。
彼のやさしさ、苦悩や、決断とかほんとに泣けてくる。というか号泣。

内戦とか難民受け入れという、渋くなりそうなテーマだけどヒューマンドラマになってて、感動作。PR的に多少だましてでもこういう話はいろんな人に見せるべきか!とかおもった。
@2015.4TOHOシネマズ流山おおたかの森
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