グッド・ライ いちばん優しい嘘の作品情報・感想・評価・動画配信

「グッド・ライ いちばん優しい嘘」に投稿された感想・評価

Anna

Annaの感想・評価

4.3
“人のあたたかさ“を感じる作品。実話だったかなぁ。タイトルの意味も理解できた気がする。やさしい嘘に感動するわ。
ほっこりムービー
都会に住んでると欲だのなんだの
どんだけ毒されてるかわかるなぁ
一人旅

一人旅の感想・評価

5.0
フィリップ・ファラルドー監督作。

アメリカに渡ったスーダン難民と彼らをサポートする女性の交流を描いたヒューマンドラマ。

アルジェリア難民の教師と児童の関わりを描いたカナダ映画『ぼくたちのムッシュ・ラザール』(11)がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたフィリップ・ファラルドー監督がスーダン難民を題材に撮り上げたヒューマンドラマの秀作で、リース・ウィザースプーンが難民の就職を手助けするヒロインを演じている他、アメリカに渡った難民兄弟を実際のスーダン難民が演じています。

1983年に発生した第二次スーダン内戦によって肉親や居場所を失った3,600人ものスーダン人の若者達(通称“ロストボーイズ”)の移住先としてアメリカが彼らを受け入れた―という実話に着想を得て制作された良質な人間ドラマで、戦禍を逃れて遠く離れたアメリカに渡ったスーダン難民の4人兄弟と、彼らの就職先を探す支援センターの女性職員の関わりを描いています。

スーダン南部の小村で生まれ育った難民兄弟が異国の地アメリカで異文化に触れていく様子を、彼らのユーモラスなリアクションと共に描写した“異文化遭遇”が楽しい一篇で、電話の呼び出し音を警報音と間違えたり、マクドナルドやピザといったジャンクフードの美味しさに大感動したり、蛇口を捻ると水が流れる当たり前の光景に驚いたり―と、スーダンからアメリカに渡った彼ら兄弟のアメリカ初体験の日々を綴っていきます。さらに、女性の社会的自立が進展したアメリカと男権優位なスーダンの差も何気ない会話の中に示されていますし、賞味期限を過ぎた大量の食べ物が廃棄される光景は食料不足に悩むアフリカの人々にとっては到底考えられない誤った現実として映し出されています。

スーダン難民の米国遭遇&お仕事奮闘をユーモラスに描くと同時に、彼らの生活をサポートするヒロインの心境変化も丹念に描き込まれています。彼ら兄弟の出身国すら知らなかった(というより、興味がなかった)ヒロインが、祖国を追われた難民の耐え難い悲しみの現実を知るにつれ、融通の利かない行政によって離れ離れにされた兄弟を救うべく身を粉にして奔走する姿は、“アメリカの良心”を象徴する姿として映し出されています。

アメリカに移住したスーダン難民の日常と彼らを取り巻く米国人の関わりを、双方の視点により描き出した人間ドラマで、“グッド・ライ(良い嘘)”の真意が明らかにされる着地に切なくも力強い兄弟の絆を見出すことができます。
Riko

Rikoの感想・評価

4.2
終始、“彼ら”の物語だった
ジャケット写真ははあえてミスリードさせようとしてるの?
彼女とアメリカが頑張った話ではないよなあ
彼らが頑張ったんだよ〜
Ryoma

Ryomaの感想・評価

4.3
“人のあたたかさ“を感じた作品だった。タイトルの意味も理解できた気がする。嘘をつくことは必ずしも悪いことじゃなく、だれかを思いやったり、救ったりするためにつく嘘は、優しさで溢れているなあと思った。雰囲気としては、『ライオン 25年目のただいま』に似てるとこもあったかも。難民問題はロシア・ウクライナ危機によって今まさに表面化していて今こそ観るべき映画だなあ感じた。
yoakiri

yoakiriの感想・評価

3.8
ロストボーイズについて何も知らなかった。
わたしはこの終わり方で良かったと思う。
くりふ

くりふの感想・評価

3.0
【いい話には裏がある、と思いたくはないが】

キネ旬シアターにて。いい話、でしたが冒頭スーダン内戦の描写から不思議とまがい物臭を感じ、あまりノレなかった。

荒野を彷徨う少年が、大地から水を探し出す技を見せますが、ここで石油が噴き出し、見る間に軍が嗅ぎつけ囲まれる…という展開ならリアルだー、と思ったことでしょうが(笑)。

私はてっきり、リース・ウィザースプーンが一世一代の「グッド・ライ」を演じるのだと思っていましたが、実質脇役なんですね。結局ロストボーイズには手助けしかできない、という非力さは自然でした。

しかし「グッド・ライ」が事実ならバレたってことでしょうから、その後どうなったか凄く気になる。締め付けがさらに厳しくなり、ロストボーイズ全体に迷惑かかるのじゃないか?自力で解決するしかない、というあの行動の切実さを伝えたかったのでしょうが、突飛過ぎて共感に落ちない。

日本の「嘘も方便」はよい結果に導くための嘘ですが、これはカミカゼだから「グッド・ライ」とは捉えづらくてちょち困った。

リースさんはいい演技してますねえ。でも彼女、ここまでウィレム・デフォーに似てたっけ?(笑) 一方ロストボーイズのリーダー君は、ときどき小日向文世に似ていて可笑しかった。

南スーダン独立後も内戦が続いているのは、見つかった油田の権益をめぐる戦いも影響しているようで、アメリカも関係者。てか、スーダンをテロ支援国家と認定し離れた隙に、中国が入り込んで美味しいとこ持って行かれたので取り返したいらしい。

2000年代初めの出来事を今、「いい話」として映画化することに、そんなキナ臭い話はまったく関係ないよ、と思いたいところですが…。

過去こんなにスーダンを助けたんだよ、とアピールしたい想いはあるのでしょう。しかしスーダンで相変らずロストボーイズは生まれているのだから、いい話でしたー、で終わらせちゃダメだと思う。

本作のエンディングで厳しい現状をきちんと伝えないことは、けっこう気になりました。とはいえ、よいきっかけにはなりました。いい話はあくまで入り口として終わらせ、より現実を知っていきたいと思います。

<2015.9.7記>
FAZ

FAZの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スーダンの内戦により家族を住む家と両親を奪われ、10歳やそこらでライオンやサソリがいる広大なアフリカに放り出されたロストボーイズ(女子もいる)と呼ばれる戦争孤児たちの実話を基にした話。

安全な地を求めて、裸足で何万キロといういつ命を落としてもおかしくない過酷な道を歩き、飢えと病気と銃の音に怯え、仲間をひとりひとりと失いながらもたどり着いた難民キャンプ。

この道中だけでも1本分の映画になるくらい、辛くて厳しい道のり、それでも「死にたくない、生きたい」と前に進み続ける彼らは決して未来を諦めない。

難民キャンプといってもただの鳥籠で快適な生活はあるはずもなく、みんなで少ないご飯を分けあったり、服と靴を交換するような生活。
そんな中で13年過ごした彼らは、やっとアメリカへ移住できるプロジェクトに選ばれ、念願のアメリカへ。

「医学を勉強したい」
あんな過酷な状況にいても、医学を勉強して医者になりたいと思うマメールの心が綺麗すぎて、自分が恥ずかしくなる。

何もかもが違うアメリカで、電話もストローもバターも知らない彼らがうまくいくはずもない。
彼らの仕事をサポートするキャリーも、そんな彼らを最初はめんどくさそうに接するけど、彼らの純粋な心と、彼らの歩んできた過酷な人生を知り、彼らの力になりたいと奮闘する。

正直予告やあらすじでは、このキャリーが主人公なのかと思ったけど、半分くらいしか出ず後半も結構駆け足だったので、印象はそんなに無い。

同じ地球に産まれた人間でも、産まれてくる場所でこんなにも人生が違う、そんな中で平等や差別のない世界を作っていくことは困難だけど、家族を想う気持ちとか未来への希望とか、大切な人を守るときにつく優しい嘘とか、根っこの部分はきっと全て同じなんだと感じられた映画だった。
norisuke

norisukeの感想・評価

4.0
スーダンの内戦。耳にしていたとは思うけれど、ほとんど心に残っていなかった。目の前で両親を殺され、命からがら、何日も、何万キロも、乾いた大地を歩いて、途中、兄弟を弔いながらも、難民キャンプへと、戦渦を逃れてきた子どもたち。どんなに辛くても生き抜かなくてはという、強い心がなければ為し得ない。まだ小さな少年が、聖書を大切そうに抱えて歩く姿が印象的だ。

第三国受け入れ制度で、アメリカへと渡る。故郷を失う悲しみ。異文化で、少数者として生きていかねばならない。その苦労は計り知れないが、この作品は、あえてユーモアを交えて描く。(就職支援の担当者であるキャリーが、難民である彼らをいきなり自分の恋人の店に就職面接に連れて行ったことに、びっくり)。確かに、本人たちは必死であっても、すこし引いてみれば、可笑しく思えることもあるだろう。異文化が触れあい、理解し合おうとする様子に、あたたかみも感じる。

グッド・ライ。やさしい嘘。確かに、嘘をつかざるを得ない状況というのはあるだろう。だけど、ロスト・ボーイズほどには差し迫った状況に立たされたことのない者の目から見ると、あまりに大胆な嘘に、少しひるむ。この嘘で当座は切り抜けられるかもしれないが、後々、困ったことにならないかと、心配になってしまう。

2005年の和平合意以後、スーダンに帰還できた人たちも多いという。彼らのその後が気になる。
kitako

kitakoの感想・評価

4.2
このアプリを始めて初期中の初期にクリップしていてやっと鑑賞✨
こんな時だからこそ見たいと思い鑑賞…!出会えて良かったと心から思える作品になりました✨
戦争していい事なんて何も無い!!
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