MasaHagino

海街diaryのMasaHaginoのレビュー・感想・評価

海街diary(2015年製作の映画)
3.5
実家に帰って街を一望できるみかん畑の上に登るか、祖父母の仏壇の鐘を鳴らすか、お墓参りに行くかをしたくなった。切実に。
離れているからこそ気付ける家族の恋しさ、、、。作中にも家族の繋がりを形象化するモノだらけだった。ちくわカレー、梅酒、しらす丼、浴衣など。それぞれの質感がすごい伝わってきた。
「わたし、ここにいていいのかな」というすずの問いが個人的には全てだった。この作中での過去の「お父さん」の行動の是非はどうでもいいよね。むしろ、自身の存在を無条件で認めてくれる存在こそ親や親戚だったりするわけで、その「愛」を再確認するきっかけを与えてくれる素晴らしい作品でした。
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