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海街diaryのrurのレビュー・感想・評価

海街diary(2015年製作の映画)
3.9
劇場で見るつもりが機会を逃してやっと鑑賞。TVで15分ぐらい始まったところで。

原作は読了済。なぜなら私は吉田秋生の鎌倉シリーズが好きだから! ラバーズ・キス→海街ダイアリーのことですね、つまり。尾崎さんちの酒屋さんがめっちゃ好きさ! まえだまえだのとこな! そこもっと映して!

キャスト聞いたとき正直綺麗どころ揃えましたって感じで「えええ…」としか思わなかったんだけれど、広瀬すずは『学校のカイダン』のせいでダイコンの印象しかなかったし、ぜんんぜん、全然。素晴らしかった!

このキャスティングならお母さんは大竹しのぶだな…と思ってたらほんとに大竹しのぶがキャスティングされていてキャスティングほんとGJでした。クレジットに「キャスティング」という名前のスタッフの名前がひとつあったけれどこの人が一人で選定したんだろうか。

食べ物がとくにおいしそうで、そうそうこういうのこういうの!
画面がちょっと暗くてああ邦画だなーと残念な気持ちになっていたら桜並木の鮮やかなこと鮮やかなこと。もう女優がクローズアップされて音楽流れているだけの邦画っぽいシーンでももういいよ!! まえだまえだ爽やかだああうんこの少年の役似合う似合う。本来なら原作に忠実に坊主にしてほしかったけど坊主だとあのぬぼっとした可愛さは出ないよな…うん。

ヒーローマニア生活の映画の中のリアリティレベルがぐちゃぐちゃでイライラしたんだけど、安定感のあるリアリティ。背後にいる人たち一人一人にきちんと存在感のある生活が見えて、ほんとよかった。

しかし流し見なので本編はいまいち見てなかったんだけど義足少年は出なかったのかな… 銀行のエピソードけっこう好きなのでけっこうそこがフォーカスされていてよかったな。また見たい。
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