2017/09/05
是枝監督の映画観たの初めてだと思う。
そんな気になるところが多かったので、是枝監督の評価はあと数本観てから。
作品としては好きなんだけど。
出てくる女優陣・・・なアホな。
叔母さんが樹木希林、母親が大竹しのぶ。
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆。腹違いの妹に広瀬すず。
そりゃお父さん逃げ出すわという気もする。
前田旺志郎(まえだまえだの弟)の声が低くなっちゃって!
末っ子で腹違いのすず(広瀬すず)は
前いた場所も今の場所も、ずっと自分の居場所じゃないと思っていて、
何より自分は人を傷つけると思い込んでいる。
中学生って多感な頃に、姉が3人出来て急に一緒に暮らすことになったら、
そんな思い込みがなくても、そう簡単に家族としてお互い受け入れられるかどうか。
「気にしなくてもいいんだよ」と言われてもね。気にするわ。
すずは、そんな感じでずっと素直で健気で。
「うん」って広瀬すず独特のあの返事の仕方が、切なくなるわけです。
が、そんなバックグラウンドとか思い込みがあって辛いんだというところの描き方が
もうちょっと濃く深く描かれても良かったんじゃないかな・・・。
この映画の雰囲気が壊れてしまったら嫌だけど。だけどね。
綾瀬はるかが、長澤まさみや大竹しのぶと喧嘩したり言い合いになったりした程度に
広瀬すずと感情を激しく吐露するシーンがあったほうが、良かったように思う。
微妙に、ほんのわずかに動くカメラワークがとても気になった。
それ、定点じゃダメ?と。
浜辺や港など、海のシーンとそれ以外のシーンが
どうしても同じ土地に感じられない。
鎌倉に行ったことがないからか、なんだか切れてしまっているように思えて。
友達といった花火大会のシーン・・・。
全体的に自然な照明とかメイクとか、好感が持てる。
デジタルじゃなくて良かった。
ただ、梅酒を扱うシーンはもうちょっと特別な感じでもいいかなと。
リリー・フランキーが良い。
風吹ジュンとの関係も含めて。
アジフライ!
あ、生しらす・・・。
「ザ・セル」の気分の悪さを払拭しようとこの作品を観た。
クリストファー・ノーランや小津安二郎の作品を観た直後なせいだろう。
細かいことが気になってしまった。