どうした、是枝裕和。
期待していただけに落胆が強い。
漫画のダイジェスト版のような出来であり、それならばあいつやあいつがいない事にやはり違和感。
視点がバラバラ。
漫画版は一話ごとに語りの視点を変えて進めることで物語に重厚感を与えているが、二時間の劇映画で視点をコロコロ変えるとどっち付かずになるのは当たり前で。。
思い切って広瀬すず視点のみで描いたらよかったんじゃないかなぁ。
癌で足を切断したチームメイトのお見舞いをした帰り道、風太くんがすずに一目惚れ？する場面（漫画版）
すずのまつ毛に雪がかかる、切り返しで見惚れる風太。
こんな映画的なシーンを抜いちゃうなんて。。
今回の映画版だと風太くん及びチームメイト要らないよね。
見せなくていいショットを見せてしまう。
結果説明的になりセリフも増える（尺も）。
演技（指導）もよくない。
特に広瀬すず。四姉妹のシーンでは終始緊張していた。
撮影、照明、諸々前作より落ちている。
