紫芋

オートマタの紫芋のネタバレレビュー・内容・結末

オートマタ(2014年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

人類と機械の関係性について一番納得いく形が描かれていて好きだな。
よくあるのは、対立の果てに最後は機械が人間社会に溶け込んで終わるパターン。でもその考え方って人間のつけ上がりの極みじゃないの?だって自分たちを生物の頂点に立ったとみなした人類は、猿の社会に溶け込もうなんて考えもしない。猿ファーストで生きようとか、種族間平等や共生なんてありえない。そのようにすべての環境や動植物を下位の存在として軽んじながらこの社会は成り立っている。
それと同じことで、人類を超越した機械は人類ファーストだとか、種族間平等や共生なんて考えもしないはずなんだよな。だから機械が最後は人類を見捨てて去っていくこの作品はすごくリアルだし、しっくりくる。
紫芋

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