Luna

ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~のLunaのレビュー・感想・評価

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メキシコ11/2死者の日をテーマにした作品。米国内でのヒスパニック系の移民の増加に伴って死者の日やメキシコの文化はアメリカでもポピュラーになりつつある。
その死者の日をベースにメキシコ人独特の生死観をアニメーションにした作品。
アメリカの作品だか監督や主要製作者はほぼメキシコ系。100%メキシコ抽出している。文化、人々の感性。メキシコ人は愛国心がとにかく強いようである。
ストーリーは概ね子供向けに、恋だ愛だ自分自身だ死だとしっかりとキッズ向けの作品に取り入れておきたいものが入っていてよい。ライティングとデザインとカラーはかなり洗練されていてなんどでもそのためだけに見たくなるような作品。
なによりメキシコやヒスパニック系で問題になりがちな男尊女卑やステレオタイプのジェンダー観を、メキシコらしさを潰すことなくしっかりと消してくれているところで心地よく見れる。
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