米粉

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたの米粉のレビュー・感想・評価

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噛めば噛むほどジューシーな肉汁が溢れ出すような映画だった。
仕事人として、夫として、そして父としての“再生”がテーマとなっており、1人の人間を多角的に見つめることでそれぞれの役割において重要なことを吸収できる映画だった。
私は結婚してないし子供もいないので、仕事人としての彼の姿に注目していたように思う。
「好き」という感情はどこから来るのだろう、と最近考えることがあって。
好きな理由を言葉にすることが愚かしく思えてしまうような、もっとこう子宮が疼くようなそんな感情。
最も純粋で尊い感情だと思う。
「好きなことで、生きていく」とかいうCMがあったけど、好きなことだったらラクして生きられるわけではなく、好きな仕事を選ぶのはその先に待ち受ける苦労に耐えられるからなんですよね。きっと。
何はともあれ、この映画嫌いな人っているのか?ってぐらい万人がハッピーになれる映画だった。
デートにはアメリカン・スナイパーじゃなくてぜひシェフをオススメしたい。
これ観てからご飯いっぱい食べて、そしたら何だか眠くなっちゃって、今日泊まらない?っていう誘い方もなかなかスマートでいいのではと思います。
てか中年男が一念発起する映画、最近の流行りなのかな?
米粉

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