このレビューはネタバレを含みます
渋谷すばるの才能をしっかり全開にした作品。ジャニーズ映画として及第点。
邦画の中では平均点ちょいしたくらい？
渋谷すばるの面構えと演技はすごく良かったと思う。ボソボソ喋りすぎて何言ってるか分からんとこあったけど。
記憶なくした後の空っぽ感がすごく良かった。あと猫背で歌う感じは甲本ヒロトっぽいなと。
二階堂ふみはこの頃無双状態で色んな映画出ずっぱりだった時期。その中でもこのカスミという役はかなり好きな二階堂ふみ。笑。化粧薄めでＴシャツ短パン、ジャージって自然体が凄くいい。
渋谷が記憶取り戻した後に公園で指を５本出して無言で殴ろうとするとことても好き。
スイカの長回しとか、カラオケシーンとか好きなシーンが多いだけに、あの終盤には唖然とした。誰が納得できるんだアレ。
尺と予算でもなくなったんかい。笑
もう30分あれば上手くまとめられてたんじゃないの？脚本のミスなのか何なのか…。
最後に歌う歌も古い日記をフルオケでやった方が最初と最後の対比になって良さそうなのに。
この脚本家の作品はフィルマークスでも大体点数低いのでこの人の作風なのかもだけど。監督のせいではあるまい。
これじゃ製作に名を連ねていた藤島ジュリーＫさんもガッカリなのでは。
ただ赤犬とかオシリペンペンズとかアングラな部分との化学反応は起きてた！
音楽があら恋とかびっくり。
もったいない作品！
