JohnConstantine

ザ・キーパー 監禁のJohnConstantineのレビュー・感想・評価

ザ・キーパー 監禁(2004年製作の映画)
2.3
デニス・ホッパーだ、と思い鑑賞。

デニス・ホッパーはスピード1作目の犯人役の印象。
強く声を荒げたり大袈裟に感情的にはならないのだけど、なんだか気味が悪い雰囲気。

本作も一見するとそれほどおかしな人間には見えない。
やや差別的な面のある偏屈な警部補というキャラクターではあるが。

しかしながら事件の被害者を自宅の地下にある牢屋に監禁するというトンデモサイコパス野郎。
基本的にそれ自体がもう頭がおかしいのだけど、それ以外の言ってることなんかは妙に論理的には整合性がある部分もあり、ただ善悪の判断基準は完全に狂っているという、サイコパス野郎の不気味さは出ていた。

全体にドギツい描写はほとんどなく、そこが何となく甘く感じてしまうのと、監禁された女性の逃げ出すタイミングもう少し待たない?と思わせるところがなんだかウーンという感想。

そして事件の解決にしても、上手く尻尾を掴んだな!スカッとした!みたいな所はない。


デニス・ホッパーといえば

「酒や大麻に常用性があるんじゃない。俺が常用性のある人間なんだ」

という名言(迷言?)を残しておりトンデモダメ親父なのですが、演じてる分にはその雰囲気はないのがやはり役者なんでしょうね。


作品としてはわざわざ見るほどでもないかな、という感じでした。
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