わち

はじまりのうたのわちのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
4.0
色々な物を失った男女が音楽制作を通して再生していく姿を描いた映画。
楽曲が出来ていく過程の高揚感や、音楽によって風景が輝く瞬間など、とにかく音楽の素晴らしさが溢れていて、音楽を聴くことが何より好きな自分にとって非常に気持ちの良い映画だった。中でもイヤホンセパレータを付けて好きなプレイリストを2人で聴きながらNYの街を歩き回るシーンは最高。片耳ずつイヤホンを共有してるカップルを見るとぶっ飛ばしたくなる自分もこれはやりたくなる。で、またその相手のキーラ・ナイトレイのかわいさがとんでもなく、着飾りすぎない衣装もかわいいし、笑ったときの歯並びもアゴもかわいいし、程よく上手い歌声もかわいいし、久々にガツンとやられた。今まではそうでもなかったんだけどな。
アルバムを制作していく中での商業主義のレーベル側とアーティスト側との摩擦、アーティストとしての葛藤、みたいな部分も描かれていて(対照的に描かれるMaroon5の人の役も効いてる!)、とにかく音楽好きには観てほしい作品。
わち

わち