かりんちゃんのウマ

はじまりのうたのかりんちゃんのウマのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
3.6
当時のカレに勧められ観た。
きっかけが音楽なだけで「音楽」の本質はほんのすこし。
音楽面のキャストも豪華で商業的。
みんなこれを観て「音楽は素晴らしい」という。
…やっぱズレ。
そうじゃない。
そこだけじゃない。
それはもう飽きた。

じぶんのマイノリティを意識してしまう。



‪でも泣いた。‬

共に傷ついた男女が、年齢も性別も超えた「音楽」を通して、じぶんを再構築し見つめ直す。
人で傷ついたら、人で回復するしかないって思ってる。

きっかけが音楽であって「音楽の価値」という見方ではぜんぜん物足りない。
映画の序盤で、音楽の「本物」を知ってる〜 という台詞が出てくるんだけど、だったらそのメッセージ性を映画から出してよ!と思った。
少なくとも音楽も題材としているならば、そこをもう少し踏み込んで欲しかった。