ヒロインのイザベルの家族にはバツイチになり、2度目の結婚で幸せになる、というジンクスがある。両親も妹夫婦も再婚夫婦だ。10年来の付き合いのピエールとの結婚を1ヶ月後に控えたヒロインが、無理やり結婚しようとするラブコメディだ。バツイチとなる為の（偽装に程近い）結婚の標的になったのが、旅行ガイドブックの編集者であるイヴだ。
ケニアでドタバタの中で結婚して、帰国するあたりまでは酷い映画だと思った。1度目の結婚を成就したイザベルは離婚の為の行動に起こす。何が何でも婚約者との結婚前に離婚を成立しなければならない。イザベルがイヴに愚行奇行、意地の悪い策を次から次へと打って出る。そのあたりからイヴのキャラクターが引き立ってくる。何事も優しくユーモアを持って前向きに受け入れる彼に同情せずにいられない。特にイザベルの行動がすべて離婚の為だったと知った後、惨めでありながら優しさに溢れる振る舞いは切な過ぎる。
さてその後、どう展開するのか。。。
