すたんぐ

NY 心霊捜査官のすたんぐのレビュー・感想・評価

NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)
4.5
ラルフ・サーキ刑事とジョー・メンドーサ神父のコンビが、『エクソシスト』のカラス神父とメリン神父のコンビとそっくりで面白い。神を信じなくなった男と神を信じて悪魔と戦う男のやりとりは『エクソシスト』のワンシーンを彷彿とさせる。ただだいぶ異なるところもあって、メンドーサ神父にやましい過去があったり、刑事が罪を告解するシーンがある。『エクソシスト』だとカラス神父が自らの罪と向き合っていなかったので、少女の部屋から途中退場することになるが、本作だとメンドーサ神父が悪魔に惑わされそうになる。そもそも神も悪魔も信じていなかった刑事が、最後は信仰心の強い神父を引き連れて悪魔祓いを始めるってとこがもう面白い。あとは手斧を持った悪魔に憑りつかれた男とナイフの使い手である刑事(サーキ刑事の相棒)が戦うシーンもよかった。ホラーだと思って観ていたら急にアクションが始まる作品は好き。ちょっと『フッテージ』のこともあってもしかしてバッドエンドに向かうのかと心配して見入ったけど悪魔祓いが6段階に分かれていて、そこも面白いなと思ったり。イラクから悪魔がやってきたっていうのも『エクソシスト』っぽいし。
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