Ari

ジェイン・オースティンの説得のAriのレビュー・感想・評価

4.2
オースティンの最後の作品である「説得」の映画版。

この哀愁、湿り気のある雰囲気は自分の好み。オースティン作品の中でも1、2を争う謙虚で聡明な主人公に不思議と惹かれていく。

外面の凄さだけでしか価値を見出すことしかできない周囲の人物たちに比べて、内面や本質を見ることの出来るアンは見てて落ち着く(ウェントワース大佐関連以外)
アン以外は見てて少しイライラするぐらい、特に妹と姉笑

さすがオースティンということで人間模様、描写が深い作品。
ただ映像よりも原作がおすすめです(^^;)
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