やっぱりカルカン

岸辺の旅のやっぱりカルカンのレビュー・感想・評価

岸辺の旅(2015年製作の映画)
2.9
あらすじと大まかな設定だけ知っている状態で初視聴。感動系かな?と思ったら意外とホラー/オカルト/SFチックな映画だった。
映像に光と風が効果的に使用されていて、独特な美しさがあった。浅野忠信の掴み所のないキャラクターと深津絵里のよくできた美人妻というキャラクターがちょうどいいバランスだったと思う。

植物が枯れていたので2人で旅をしている間も時間は経過しているんだけど、冒頭でお母さんに嫌味を言われたあの子のピアノのレッスンはどうなったのかな?どうでもいいかもしれないけど、断りの連絡を入れたのかがちょっと気になった。
あとは宿泊費はないにしても家の家賃と交通費や食費はかかっているので、余計なお世話かもしれないけどお金のことが心配だった。
2015年の映画なのに携帯やスマホが一切出てこないのが新鮮で良かった。どちらかといえば「考えるな、感じろ」タイプの映画なのかもしれない。