モノローグ

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のモノローグのレビュー・感想・評価

3.7
徹底して「境界」を排除した映画なんだなー、と思いました。
現実と空想(妄想)の「境界」、
喜劇と悲劇の「境界」、
そもそも映画ジャンルの「境界」、
をなくす。
つながり続けるカットで映像の「境界」をなくし、
音楽も「境界」なくドラムのビートがつづく。
いままで観たどの映画にも似てないような。
「境界」のない世界をのぞいて感じたのは
どこに重心をおいていいかわからない不安と
そこでしか手に入らない自由でした。
こういう挑戦的な作品がアカデミー賞をとるというはすごいですね。
アメリカすごい。