ロボトミー

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のロボトミーのレビュー・感想・評価

3.9
映画なんだけど、長回し風の撮影によってドキュメンタリー感溢れる不思議な映画。メインは劇場施設なので独特の閉鎖感があるのだけども、なんとなく演劇とか舞台とかって実際もこういう独特の雰囲気があるんだろうなと未体験ながらに思う。
過去にヒーロー役でブレイクしたものの今となっては落ちぶれた主人公が、無謀にもブロードウェイ進出をかけて悪戦苦闘するのだけれども、実際は実に泥臭い・生々しい・人間くさい問題を抱えながら物語は進んでいきます。過去に演じたバードマンに苛まれ、途中で某アイアンマンや某スパイダーマンなどが引き合いにだされ、そして実際の役者は過去にバットマンを演じたマイケル・キートンだったりで、良い意味でなにから手をつけてよいのやらといった感じの映画。
冒頭の超能力めいたシーンから、「お、そういう映画か?」と思わせつつの「あえての落差」には好き嫌いが分かれるかもしれませんが、とりあえず最後までのお楽しみということで。
ロボトミー

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