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きみはいい子のlazのレビュー・感想・評価

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.7
誰もが1度は経験してきた子供の時代。
親からの愛情を受けてきた子供、虐待されてきた子供。みんな違う子供時代を過ごしてきている。そんな中で、義務的に学校という場所で教育を学ぶわけだが、まだ知識も浅い子供たちに事の正否を見定めるのは当然ながら難しい。

それでも、自分なりに解釈して理解しようとするから色んな意見が出るわけであって子供が試そうとしていることを止めては行けないと思う。体が小さく、怖いもの知らずの子供は確かに目が離せないが、たとえ間違ったことをして親の恥にはならないし"イライラして子供をつい叩いてしまう"は、なんの言い訳にもならない。

ママ友で集まる時どうして自分の子と他の子を比べるのだろう。みんなそれぞれ良い部分悪い部分があるから子供は可愛いなって思えるんじゃないのか。「あの子にはできてなんでうちの子は出来ないの!」って…子供に完璧を求めすぎ。
子供が欲しい物をねだる時「あの子も持ってるから買って」って言うと「あの子はあの子、うちはうち。」みたいに言うからほんと都合良過ぎると思うんよ、親って。でも、大切な我が子を心配して怒ってくれて1番近くで見守っててくれるのも親であることを忘れてはいけないと感じた。

子供の時はわからなかった親の苦労を知った時、感謝の気持ちしか出てこなかったし、あんなに怒られてもあんなに叩かれても、そんなことどうでも良くなるくらい子供は親が好きなんです。みんながみんないい子なんです。

(映画レビューと言うより子供についてつらつら書いただけになってしまった。)
この映画は今まで観た中で1番胸が苦しくなって尚且つ今の社会が抱える問題が詰まっていて他人事とは到底思えなかった作品。
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