きみはいい子の作品情報・感想・評価

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

yutonishio

yutonishioの感想・評価

3.5
この監督の映画、好き。
「底のみにて光り輝く」も良いがこれも大好き。傷負う者達の交流と共感に、深く感動。

好きな場面は、子供がやってきた宿題の感想をそれぞれ話すシーン。これ、実際本当にその宿題出してやってもらってるな。子役の自然な演技が印象的。

ラストも良かった。あの扉を叩けるかは、好きな人にハグしてもらえるかレベルの、他者との壁。それを勇気を持って叩く高良健吾の演技、すごい良い。

“幸せは晩御飯を食べて、お風呂に入って、布団に入っておやすみを言ってもらった時”

前半はまあまあエグいが、終盤のこのセリフで、少し救われた気がした。
だめだー、子どもがつらい目に合ってるのを見るのほんとにくる。最初から最後まで泣いて泣いて泣きまくった。暴力振るう親も傷付いてることが多いんだよね。愛情表現の仕方がわからないから親にされたことをしてしまう。素直に気持ちを表現することがいかに大切かがわかる。
子どもに振り回されるやや頼りない新米教師、幼い娘を虐待する母、認知症がかっているおばあさん、特別支援学級の男の子…それぞれがクローズアップされてオムニバス風に描かれる。
でも凝り固まった気持ちが「抱きしめる」ことでほどけていく。全て解決しないにしても。
前半、社会の暗い面の縮図のような話は観ていて辛くなったが、最後は暖かい気持ちになった。
ただ、子役の女の子は演技だとしても虐待される役をやって大丈夫なのかと心配になった。
nickryok

nickryokの感想・評価

3.7
高良健吾が好きで尾野真千子が好きじゃないけど、本作内では良い化学反応を起こしていた気がする。綺麗事では済まさない展開、結末には凄い考えさせられた。観て考える価値のある作品。
Eri

Eriの感想・評価

3.9
しあわせは、晩ご飯を食べてお風呂に入って布団に入ってお母さんにおやすみと言ってもらう時の気持ちです。

家族に抱きしめてもらう宿題への答えは、映画の中でなく本当にやってきた感想なんだと強く感じた。

私が母親になっても、いつも笑顔で子供に優しい気持ちで接していけるのか常に不安になるけど、そこまで気を張らなくても、もっともっと簡単な言葉や行動1つで優しい気持ちになれるんだなと感じた。
mkp

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4.0
空回りする新任の教師や、虐待をしてしまう母親、発達障がいの子どもとその母親、認知症の老婆... オムニバス形式のお話が一つの映画になっています。現代社会の問題をそれぞれの視点から、はっきりと映し出してくれており、考えさせられることが多い作品でした。教育現場に関わる人にオススメしたい。また、映像のニュアンスでは伝わりきらないシーンもあったので、是非原作を読んでから見てもらいたいです。
長い間ずっと観るのを躊躇してたけど観て本当によかった。ラストにかけてのシーンは心に傷を負う大人の心が露わになりそれが他者の優しさによってやさしく包まれてゆくその過程 恐らく虐待を受けているであろうこどもの家に全速力で駆けつけていく新米教師、つくりものの桜の花びら、うつくしくて涙がとまらなかった。

虐待を受けている子の家の扉をノックするシーンで映画は終わるけど どうかこどもが救われますように、

「わたしがこの子に優しくすると、この子も人に優しくしてくれるの」
SerinaSato

SerinaSatoの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

予告編では、本当にたくさんの登場人物が出てくるけどそれぞれの視点での葛藤や苦悩が2時間に凝縮されていて、見る人の年齢や性別、境遇によって感じ方はそれぞれ異なるんだろうなー。

この監督と脚本家(「そこの見て光り輝く」と同じひとたち)は、社会的弱者の現実、人が隠くそうと、他人には知られないように振る舞うような部分を包み隠さず晒し出すから、怒り、歓喜、悲哀な感情に終始揺さぶられた。

リアル過ぎる日常。誰かのために生まれた権利が誰かの権利を奪っていたり(子どもを体罰から守るために、教師が肩身狭い思いをしている現実)。母親が子どもを虐待したり。それを知ってて知らぬ顔でママ友と気を使い合った関係を築きつづけたり。お互いが忙しく理解をし合おうとするもすれ違う恋人。

ポスターや予告編にも出てくる「家族に抱きしめられてくるという宿題」など「抱きしめる」これが、人間にどのような感情を与えるのか。小学生が宿題をしてきた次の日に「嬉しい」「赤ちゃんに戻った気分」「きもい」「恥ずかしい」「不思議」など、毎日家族と抱きしめ合ってる子もいれば久しぶりに抱きしめ合った子もいる。ただ、人と人が体を寄せ合うだけにしても様々な感情が沸きすぎてる、実に生物らしいなと。人間も動物も感情表現の1つとして、コミュニケーションのひとつとして、「抱きしめられたい」らしいので。素晴らしい映画だった〜〜
ろっち

ろっちの感想・評価

3.5
過去鑑賞

何とも言えない。
やっぱり、虐待された人は、虐待するのか?
それとも周りが気付いてくれれば変わるのか?

考えさせられました。
私、シングルファザーなので…
1

1の感想・評価

3.8
中盤までは辛い描写が多すぎてずっと苦しかった

教育、子育ての難しさ、そして自分がいかに恵まれた環境で育ってきたかをひしひしと感じたし、
子供は親を選べないってことがどれだけ重い事実であるかを考えさせられた

劇中のお母さんの「子供に優しくすればその子供も他人に優しくする、皆がそうすれば世界が平和になる、母親って凄い仕事でしょ」っていうセリフがすごく心に響いた

触れることの大切さ、抱きしめることの大切さを感じた
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