きみはいい子の作品情報・感想・評価

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

skitties

skittiesの感想・評価

4.3
静かに感動。涙なしには見れない映画。

教師に求められていることが多すぎる現状を実感。
高良健吾演じる新米先生の、夢に描いていたものとは違っていた学校の現状を知り四苦八苦しながらも、成長し、最後は生徒と真っ直ぐ向き合おうとするひたむきな姿にぐっときた。

自分を認めてあげること、他人を認めてあげることの大切さが表現されていた。

虐待の連鎖や学級崩壊等、辛いテーマではあるけれど、考えさせられる良い作品でした。
ダメな青年をやらせたら、今日本で一番すごいのは高良健吾ではないだろうか。
だからこそのラストシーン、大変いいです。日本映画に希望がもてる一作。
nameless

namelessの感想・評価

4.3
風をだに 待つ程もなき 徒花は
枝にかかれる 春の淡雪ー

散った桜の花弁はゴミだと思う?って冒頭の台詞で夫木和歌抄が思い浮かびました。

桜が咲くには、冬の寒さが必要。
幸せを感じるにも…苦しみが必要かな?

幸せを徒花だとして…
散った花弁は…塵ですか?

地面に落ちて、積もって汚れて…
それを考えると…幸せも儚いものですね。

でも桜の木は花を散らしても…ひと休みしたらすぐに次の準備を始めるそうです。

また春を迎えて、綺麗な花を咲かせるために。

教育と育児などのエピソードで語られる『幸福』の物語。どちらも本当の意味で解決はしないだろう、難しい問題ですね。
余韻の残るいいラストでした。

きっと幸福に必要なものは苦しみではない。
それが必要になる側面も併せ持っているけど…それだけで幸福は得られない。

『私があの子に優しくすれば…』って。

その通りだと思う。

自分から始まってるんだから。

お急須から入れるお茶。

『こうするとね、みんな同じ濃さになる』

それだけの事に、なんだか胸を打たれた。

みんなで、美味しくお茶を飲むのに必要なこと。
みんなで、日々を安らかに過ごすのに必要なこと。

この2つに違いはあるのかな?

優しさが足りない。
温かさが足りない。

そうして苦悩のエントロピーだけ増やしていけば、そのうち幸福が見えなくなっちゃうから。

嘆くなら、自分から出してみればいい。
見つけられなくなる前に。

できない事じゃなくて、これならできるって事。それだけじゃ足りないって思っちゃうかもしれないけど…きっと集めれば足りるはず。

誰かに嬉しいって思ってもらえたら自分も嬉しい。きっと、それだけの事だから。

伝えようとしている事は、ヴィルヌーブのメッセージだろうがケン・ローチのダニエル・ブレイクだろうが根っこの部分は変わらないでしょ?

後は…感謝が必要なんだろうな。
忘れがちな『ありがとう』とかね。
それだけで世界がキラキラする時もある。

自分の世界が狭くなってしまっている人に、勇気を持たせてくれる作品だと思う。
オススメできる良作でした✨

歓喜の歌…あの音のユニゾンみたいに最高にアガる幸福で満ちたらいいな。んで、散ったら速攻で次の準備!忙しいぐらいポンポン咲かせるの🌸いっそ散らずに咲き続けてろって言われるぐらいにね(笑)

枯れ木に花を咲かせましょーぅ✨
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
仁

仁の感想・評価

3.0
普通の人には、感動できるオハナシなのかもしれないけど、基本的に子供が嫌いな自分的には、作中で子供が騒いだり大人に文句言ったりするシーンでイラっときてしまうのであまり向いてなかった。ところどころ、染みるシーンやセリフはあったので良い映画なんだとは思う。
いいシーンがたくさん、心浄化作品。

「いい映画」って 、
"カッコいい" だったり、 "面白い" 、 "感動する" とかたくさんあると思うけど、この作品は心にじんわり染みてくるような、
まさに "いい" 映画だと思う。
あげー

あげーの感想・評価

4.3
息苦しくなった大人にこそ観てもらいたい作品。誰だって、そっと抱きしめて自分を認めてもらいたい。
okome

okomeの感想・評価

4.0
肯定してほしい、
認めてほしい、
愛してほしい、
抱きしめてもらいたい。

子どもたちがとてもリアル。
宿題の確認のシーンが特に。

蓮くんの「がんばって」
ぎゅっと、ぽんぽん、としてほしくなる。
心をぎゅっとあったかく締め付けられる。

「子どもをかわいがれば、世界が平和になるわけ。」
あまりにも素敵で、まっすぐで、
暖かくて眩しい言葉。でもきっと正しい。
しぃ

しぃの感想・評価

4.0
胸が締め付けられるシーンが満載で
悲しくてもどかしくて優しくて
とても、とても、とてもいい映画
久しぶりにいい邦画に出会えて嬉しい限り

甥っ子に「がんばって」って抱き締められるシーン、たまらなかったなぁ、、
何テイクも撮ったのかなぁなんて考えちゃうくらい絶妙な演技だった

あと自閉症の子供の演技が上手過ぎる、、天才かよ、、
「きみはいい子」
このタイトルセンス凄くいい。
虐待は伝染するんだなって、けど、優しさも伝染する。高良健吾の姉が言ってた、「わたしが優しくするとこの子が優しくなるの」って。その通り
akiotake

akiotakeの感想・評価

3.8
レビューを読み直してじわじわ涙が出る。
呉監督の映画は重さの中に優しさがあるなあ。もう一度見直したい。

桜の花びらが舞う中でそれぞれの登場人物たちのシーンが描かれているところ、高良健吾が全速力で生徒の家に向かって走るシーンは自然とボロボロ涙が出た。視覚的にだけではなくて、美しいシーンでした。

高良健吾がお姉さん?の子供に「頑張って」と言われながら抱きしめられるシーンがとても素敵だった。
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