優しさを与えられる人は、人に優しさを与えられている人であり、その逆もまた然り。人は自分以外の人との関わりなくしては成立しない。3つのストーリーから成るいわゆる群像劇ですが、前半溜めにためたフラストレーション、人物の苦しみや悩みがクライマックスで一気に解放されるというか、「思いもよらない救いの手」によって小さな希望へと変わっていく様子にもう涙がとまらなくてエンドロールで水飲んだら器官に入ってめっちゃむせました。本当に感動したのだけど、書くとぐちゃっとなるのでこのへんで。
2015.07.05 京都シネマ