ルサチマ

火星の女 /夢野久作の少女地獄のルサチマのレビュー・感想・評価

4.3
中々に悪夢的な映画で、少女と血のイメージの繋がりの結びつけ方がなんとも残酷。権力者の校長に対するエディプス・コンプレックスとも違う感情の抱きを娘が抱き、同級生のいじめられっ子の少女と裸の交わりを持つことが、父=校長の否定となり得ると思うが、然しこのいじめられっ子の少女自体が校長との子を孕むという倒錯的な関係が生じたことによって、ヒロインは今度は逆に穢れを積極的に受け入れるようにあらゆる男との性行為によって、父=校長を追い詰めていく。
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