ごめん、やっぱり前作と比較しちゃった。
ロボットと怪獣が戦う『パシフィック・リム』の続編。
続編がうまくいったのは『エイリアン2』と『ターミネーター2』くらいだから、これも例によって柳の下にいたのはろくでもないドジョウでした。
前作の怪獣対ロボットというわかりやすい図式を、続編だからってんで、あえてぐちゃぐちゃなプロットにしてしまったのが敗因ではないでしょうか。
まあ、前作と同じものを作ってもダメでしょうけど。
前作のマコと司令官(だったかな?)の関係を、さらにぐちゃぐちゃにしたような人間ドラマを一生懸命描いているところがダメでした。
そのうえ、本作では一番大切な怪獣対ロボットの部分がないがしろにされてしまったいるではありませんか。
えー、怪獣がロボットを操縦って、なによこれ。
悪役なのかなんなのかよくわからない中国企業が登場したりするし、やたらと日本を前面に出してくるし、いや、そこが推しじゃないでしょ、と言いたくなりました。
海外映画に描かれる、嘘くさい日本は嫌いじゃないけど、富士山の描き方ってあれはないよ。ハワイのキラウエア火山か?
怪獣は良い、でも脚は4本であってほしい。
それとラストね、「今度はこっちから行ってやるぞ。」って、不良の喧嘩みたいな啖呵が笑わせてくれます。
2021/1/14 6:18
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