かりんちゃんのウマ

マイ・インターンのかりんちゃんのウマのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
4.1
ロバートデニーロのような紳士のような存在が欲しいって心底おもった。

今でこそ男女平等って言ってるけど、やっぱり男社会ってのは根強く残っている。正直、それは仕方がないのかもしれないとも思う。もっと長い目で、真の平等になってもらいたいっておもう。

そんな社会の中で、働く女性、シャキシャキと活躍している女性は特に、ベンのような存在が欲しいって絶対思うとおもった!
出張先のロサンゼルスのホテルで、ベッドの上で泣きじゃくるジュールズとそんな彼女の話を聞くベンのシーンはとても印象的。いつも頑張っている女性は特に、聞き役が必要なのです。弱音を吐かないからこそ、溜まったものを吐ける存在が必要なのです。とーっても難しい役目で、きっと普通の人には務まらない。ベンのような喜怒哀楽、すべての経験を吸収したような人間でなければ。

この映画、プラダを着た悪魔をイメージしてたけど全然違った。
現代だからこそ、現代社会に合った映画でした。
心がほっこりです。